Sunday, March 10, 2019

マルティニの印象派展とフレディの像


マルティニのジアナダ財団美術館に行ってきた。

レマン湖の東南部の小さな町マルティニはローマ時代の町で、遺跡がある。それとジアナダ財団が美術館を置いて、40年間、展覧会を開催してきた。1979年から40年。マネ展、ルノワール展、ピカソ展、ホドラー展といった具合に、超有名作家の展覧会が多い。鉄道とタイアップして、鉄道料金+美術館入場料のセットで、全国から親子や学校単位の見学に来る。今日も大型観光バスのツアー客が来ていた。

今回はOrdrupgaardコレクションの作品展で、大半が印象派だった。ドガ、ドラクロワ、コロー、マネ、モネ、シスレー、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、マチスがずらり。

収穫は、5点。

ドラクロワの「ジョルジュ・サンド」(1838年)

ベルテ・モリゾーの「マリー・ウバール夫人の肖像」(1874年)

モリゾーの「赤い服の少女イサベラ・ランベール」(1885年)

エヴァ・ゴンザレスの「白い服の女性像」(1877-78年)

ゴーギャンの「若いジャンヌの肖像」(1896年)

だ。

エヴァの「白い服の女性像」は、ウイリアム・ジョン・リーチの『日傘』に匹敵する秀作だ。


こういう作品は東京ではなかなか見ることができない。


帰りにモントルーを通ったので、下車してレマン湖岸に出た。湖畔の公園を西へほんの少し歩けば、クイーンのフレディ・マーキュリーの銅像が建っている。モントルーと言えばジャズ・フェスティバルだが、フレディもモントルーがお気に入りだったため、死後に像が建てられた。

湖に向かって立つ像の下には花輪が置かれ、観光客がみんな記念撮影していた。今日は風が強かったので、波が打ち寄せる音が響く。

その中でLove of My LifeSomebody to loveを。

映画『ボヘミアン・ラプソディー』は3回見た。最初は年末に吉祥寺の映画館で。https://maeda-akira.blogspot.com/2018/12/blog-post_28.html

2回目は元旦に京都の映画館で。


3回目は3月1日、成田からコペンハーゲンへの飛行機の中で。これは日本語吹き替えだった。とても小さな画面でもあり、何というか、別の映画だ。


Clemence, Gamaret,Geneve,2016.

ジュネーヴ空港のワイン専門店でお勧めだった。古いのをありがたがるフランスと違って、スイスではできたものから順に呑んでしまう傾向がある。2016がお勧めというのは、元々人気がなくて売れ残りだろう。と思いつつ、格安だったので試してみたら、なかなかいける。フルボディで、かなりの渋みも。今日はついてる。